歯周病が悪くなると…

 

TOP > よくいただく質問

Q1

歯周病の特徴は?

1. 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
2. ブラッシング時に出血する。
3. 口臭が気になる。
4. 歯肉がむずがゆい、痛い。
5. 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色でひきしまっている)
6. かたい物が噛みにくい。
7. 歯が長くなったような気がする。
8. 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。

このような症状がひとつでもある人はある程度の差はあれ、歯周病かもしれません。すぐに検査を受けるべきです。

歯周病は、目に見えない歯肉の溝の中にプラーク(歯垢)が蓄積し、気づかない内に進行してしまいます。

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Q2

歯周病って治るの?

A.治療方法によっては、治すことも可能です。

現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。

この15年の間に、歯周治療は急速な進歩を遂げました。以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康をとりもどすことができるのです。 まず、歯周病の原因はプラーク(歯垢)ですから、 それをためない、増やさないことが基本です。そのためには・・・

  • 正しいブラッシング法を毎日実行することです。歯の表面をプラーク(歯垢)のない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。
  • 歯と歯ぐきの境目まで入っているプラーク(歯垢)と歯石を完全に取り除き、さらに歯の根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌の再付着を防ぐことです。
  • 炎症の起こっている歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすることです。
  • 健康の保持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けることです。

歯周病の恐ろしい点は、初期・中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進むことです。痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状ありません。 これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐いところです。

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Q3

歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気?

A.歯を支える組織が失われ、進行すれば歯が抜けてしまう病気です。

歯周病とは、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが破壊される病気で、 かつては歯槽膿漏と言われていました。 歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に細菌(プラーク)が入り増殖、その結果歯肉が炎症を起こし赤く腫れて、ブラッシング時に出血します。 しかし、痛みは全くありません。 さらに進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて、膿が出たり歯がグラグラしてきます。

歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気?

この時期になると、痛みや腫れなどの自覚症状が現れてきます。
そして、最後には歯が抜けてしまいます。

その理由として、初期の段階では虫歯のように歯に穴があいたり、痛くなったりと言ったはっきりとした症状が現れにくく、 かなり進行しないと、痛みや腫れと言う自覚症状が現れないからです。 さらに、日本人には歯の定期検診を受ける習慣があまり少なく、また歯周病を確実に治療できる歯科医が残念ながら 非常に少ないことなどが考えられます。一生自分の歯で噛むためには、むし歯の予防と同時に歯周病の予防と適切な治療が大切なのです。

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Q4

原因は何ですか?

A.細菌です。

お口の中にはおよそ400種類の細菌が住んでいます。

細菌

これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが適切にできていないと、 砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。 これをプラーク(歯垢)と言います。 プラーク(歯垢)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。 その中で歯周病をひき起こす細菌はポルフィロモナス・ジンジバリス、プレボテーラ・インターメディア、 アクチノバシラス・アクチノマイセテムコミタンスなど10種類以上がわかっています。 またプラーク(歯垢)は粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。 このプラーク(歯垢)の中の細菌が歯肉に炎症をひき起こしやがては歯を支えている骨を溶かすのです。

プラーク

さらに、プラーク(歯垢)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 その中や周りにさらに細菌が入り込み、毒素を出し続けるのです。 これはもはやブラッシングなどでは取り除くことはできません。

次のことも歯周病を進行させる因子となります。

  • 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
  • 不適合な冠や義歯
  • 食習慣
  • 喫煙
  • ストレス
  • 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
  • 薬の長期服用

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Q5

歯周病の進行

健康な歯肉

健康な歯肉

歯肉の色:薄いピンク色。
歯肉の形態:歯と歯の間に入り込んで弾力があり、引き締まっている。 ブラッシングでは出血しない。

歯肉炎

歯周炎

歯肉の色:赤みを帯びる。
歯肉の形態:歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいる。 ブラッシングで出血する。歯と歯肉の境に付着しているプラーク(歯垢)中の細菌が毒素を出し歯肉に炎症をもたらします。歯肉が赤く腫れだすと、腫れた歯肉と歯の間(ポケット)にますますプラーク(歯垢)が溜まり悪化します。

歯周炎

歯周炎

歯肉の色:赤紫色
歯肉の形態:歯と接している歯肉がさらにぶよぶよと腫れ、退縮する。ブラッシングで出血や膿がでる。歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる。 歯肉が退縮して、歯が長く見える。炎症はさらに進み、ポケットは深くなり 深部のプラーク(歯垢)中の細菌は毒性が強く骨(歯槽骨)を破壊し、溶かします。

歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気?

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Q6

全身の病気と歯周病の関係について教えてください。

歯肉は体の中でも非常に敏感な組織です。またお口の中は全身の中でも微生物、細菌などが最も多く存在している場所でもあります。そしてあらゆる全身疾患と歯周病の関連性が近年の研究により指摘され始めています。歯周病との関連を挙げられているものには呼吸器系疾患、心疾患、糖尿病や妊娠などがありますが、なかでも糖尿病との関連は深く糖尿病は歯周病を悪化させる大きな原因のひとつでもあるのです。

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Q7

歯周病が他の病気を引き起こすことがあるのでしょうか?

重症の歯周病になり、口の中に歯周病を引き起こしている細菌が多くなると、血液や呼吸器内に入り込み、心筋梗塞・動脈硬化症・肺炎・早産などを引き起こしやすくします。

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Q8

何回も歯磨き指導を受けているのですが、もっと丁寧に磨くように、といわれています。自分で磨くよりも治療をしていただいた方が早く治るのではないでしょうか?

A.早く治りません。

治療を先にしても、正しい歯の磨き方ができていなければ、歯周病は必ず再発するからです。

歯周病の原因はプラーク、つまり歯磨きによって取り残された歯周病菌の塊です。プラークを取り除く方法の中で、簡単に日常的にできることは、歯磨きです。この歯磨きがうまくできなければ、どのような治療を行っても、再発してしまう可能性が強いのです。正しい歯磨きの仕方は、歯並びや歯の状況により異なりますので、専門の歯科衛生士の指導を受けましょう。

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Q9

歯石はどれくらいおきに歯科医院にとりに行ったらいいのでしょうか

本来、適切な歯磨きができていれば歯石は付きません。また歯石の付きやすさにも個人差があります。歯磨きの指導を受けても時間がたてば、その記憶が曖昧に疎かになりやすいのも事実です。

通常は1年に3回~4回が良いと言われています。

また、かかりつけの歯科医師(歯科医院)を決めて、歯石のつきやすさを継続してみていただければ、どのくらいの期間で定期健診を受ければよいかわかります。