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歯間ブラシの正しい使い方を知っていますか?
2018.10.23

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯間ブラシ

歯と歯の間に食べ物がはさまった!そんな経験をしたことはありませんか?

たまに挟まる、奥歯だけ挟まる、人によってその頻度や部位は異なると思います。

そんな時にスルっとはさまりを取り除いてスッキリさせてくれる、歯と歯の間をきれいにするグッズが歯間ブラシです。

今日は歯間ブラシについてお話していきたいと思います。

歯間ブラシとは?

その名の通り、歯と歯の間をきれいにするための小さな歯ブラシです。

歯ブラシだけでは落とせない汚れを簡単にきれいに取り除いてくれる優れものなのです。

歯と歯の間をきれいにするグッズはフロスなど他にもありますが、歯間ブラシのその力は絶大なのです。

こちらの図をご覧ください。

グラフ

お分かりいただけるように、歯ブラシだけで61%、フロスも併せて使うと79%、更に歯間ブラシを使うと85%のプラークを取り除くことが出来ます。

歯ブラシやフロスだけでは落とせない磨き残しも、歯間ブラシを使って更にきれいにしていきたいですね!

ただ、歯間ブラシはすべての人のすべての歯の隙間に使えるものではないのです。

歯間ブラシが入る隙間がない人も沢山います。

歯間ブラシが入らない人にはぜひフロスの爽快感を実感していただきたいと思います。

フロスより歯間ブラシをおすすめしたい人

1.歯と歯の間が開いている人

もともと隙間が開いている人や、歯周病によって歯ぐきが下がり、食べ物が挟まりやすくなってきた人。

隙間が広くなればなるほど、歯ブラシやフロスだけでは隙間の汚れを落とすのは難しくなってきます。

隙間のサイズに合った歯間ブラシを使うことで、汚れを効率良く絡めとることが出来るのです。

2.フロスが苦手な人

フロスが上手く使えない!そんな人はきっと沢山いるのではないでしょうか。

歯間ブラシはフロスよりも歯の隙間に入れやすく、比較的使いやすいです。

3.ブリッジが入っている人

ブリッジは歯を抜いたところに、その前後の歯に橋渡しするようにダミーの歯を入れることを言います。

前後の歯と繋がっているため、当然その歯と歯の間にはフロスを通すことが出来ません。

そこで歯の根元(歯と歯ぐきの境目)に歯間ブラシを通すことで隙間の汚れを取り除くことが出来ます。

歯間ブラシの正しい使い方

1.正しくサイズを選ぶ

歯間ブラシはさまざまなメーカーから、幅広いサイズ展開がされています。

自分の隙間に合ったものを使いましょう。

小さすぎると汚れは落とせないですし、大きすぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。

正しいサイズの目安としては、歯間ブラシが軽く歯ぐきに触れ、抵抗なく隙間に入るくらいが良いと思います。

果たして今使っている歯間ブラシが自分に合っているのか、気になる方は歯科医院でチェックしましょう!

2.鏡を見ましょう

歯間ブラシがどこに当たっているのか、どの歯と歯の間に入れるのか、方向は合っているか、手の感覚だけでは難しいと思います。

歯や歯ぐきを傷つけないためにも、ぜひ鏡を見ながら使ってみてください。

3.歯間ブラシの動かし方

隙間にブラシ部分を入れたら、隣合わさっている歯の側面に沿うように動かしてみましょう。

もちろん、歯間ブラシをただ入れて、引き抜くだけでも汚れは落ちますが、入れた状態で動かすことでより効果的にきれいにすることが出来ます。

ただ、強く扱ってしまってはかえって歯や歯ぐきを傷つけてしまうので、力加減に気をつけましょう。

4.歯間ブラシで血が出る

歯間ブラシを使い始めると、出血や口臭がある場合があります。

しかし使い続けるときれいになり、それも徐々に減ってきます。

いくら使っても治らない場合は歯周病が進行していたり、何かしらの異常サインかもしれません。

はたまた、歯間ブラシが正しく使えていないことも考えられます。

一度、歯科医院に相談してみましょう。

まとめ

歯間ブラシも、フロスと同様に使った後にスッキリ爽快感を味わうことが出来ます。

自分に合ったものを正しく使いこなして、快適でクリーンなお口作りをしていきましょう!

強い!丈夫!フッ素を使って虫歯になりにくい歯を手に入れよう!
2018.10.18

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

ブラッシング

フッ素が歯に良いということはよく耳にしますよね。

虫歯になりにくくする、歯を強くするなどのイメージがあると思います。

そんなフッ素を取り入れるには様々な方法があります。

今回は普段の生活で簡単にフッ素を取り入れる方法をご紹介します。

1.フッ素の働き

1-1.歯を強くする

歯の表面のエナメル質とくっつき、歯を強くします。

歯が強くなることで、表面が溶けにくくなり、初期の虫歯になりにくくします。 

1-2.初期の虫歯を治す

唾液とともに溶けてしまった歯の表面を修復するのを助け、初期の虫歯を治します。

1-3.虫歯菌の働きを抑える

虫歯菌が作り出す酸によって、歯は溶けて虫歯になってしまいます。

虫歯菌の活動を抑えることで、虫歯になりにくくします。

2.フッ素の取り入れ方

一番簡単なフッ素の取り入れ方は、フッ素入りの歯磨き粉を使用することです。

今や市販されている歯磨き粉の90%近くはフッ素入り!

フッ化ナトリウム
モノフルオロリン酸ナトリウム
フッ化第一スズ

このいずれかの成分が入っているかをチェックしてみてください。

3.フッ素入り歯磨き粉の使い方

3-1.使う量

大人は1~2cm(約1g)が目安です。

3-2.すすぐのは1回程度

お口の中に行き渡らせて留まるようにすると虫歯予防効果が高まります。

3-3.飲み込まない

安全性は確認されいますが、飲み込まないようにしましょう。

子供の場合はブクブクすすぎができるようになってから。

4.オススメのフッ素入り歯磨き粉

チェックアップスタンダード ライオン

チェックアップスタンダード

低研磨性で歯や歯ぐきに優しく、少ない泡立ちで長時間でも磨いていられる歯磨き粉です。

コンクールジェルコートF ウェルテック

コンクールジェルコートF

ジェルタイプの歯磨き粉です。

虫歯や歯周病の予防、フッ素コートとして使えます。

シュミテクト アース製薬

シュミテクト

冷たいものがしみる知覚過敏の症状がある方におすすめです。

チェックアップジェル ライオン

チェックアップジェル

子供向けの味付きジェルタイプの歯磨き粉です。

ピーチ、バナナ、グレープ、レモンティー、ミントと様々な味があるので小さなお子さんも歯磨きが楽しくなるでしょう。

まとめ

普段の歯磨きにフッ素を上手に取り入れることで、だんだんと歯が強く丈夫になっていきます。

虫歯になりにくい強い歯を手に入れましょう!

治療途中の虫歯はありませんか?歯科医師が治療途中の歯を放置して欲しくないと願う本当の理由
2018.10.7

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

治療

歯科医師として今まで出会ってきた患者さんはどのくらいいるんだろう?と思うことがあります。

多くの患者さんと接する中で、自分が治療した患者さんのことはよく覚えているものです。

すべての方の顔や名前をすぐに思い出せるというわけではありませんが、治療中に撮影したお口の中の写真を見たり、レントゲン写真を見ると鮮明に記憶がよみがえります。

その中でも治療の途中で来なくなってしまった患者さんのことはとても気になります。

今頃どうしているだろう、痛みはなくなったかな、あの歯はどうなっただろう、他の医院に通っているのかな…と、治療途中の歯の行く末を知っているだけに気になってしまいます。

治療途中の歯を放置してほしくないというのには理由があるんです。

治療途中の虫歯を放置してしまう理由

患者さんと歯科医師の間に認識の違いがあると、治療途中に通わなくなってしまうことが多いように感じます。

1.痛みがなくなった。
2.治療期間が長くて通うのが嫌になった。
3.仮に詰めた物で治療が終わったと思った。
4.忙しくなったり、引っ越しや転勤で通えなくなった。
などなど…。

このような様々な理由で歯科治療から足が遠のいてしまった方がきっとたくさんいるのではないでしょうか。

歯科医師の説明が足りず、まだ治療途中であることが伝わっていなかったりもするかもしれませんが、治療には患者さんの協力が必ず必要になります。

痛みがなくなったら終わり、ではなく、その後からが本格的な治療の始まりでもあります。

治療途中の歯はどんな状態?放置するとどうなる?

1.虫歯の治療

虫歯の治療途中

虫歯を削ったところが仮のお薬、仮のフタ、仮歯のままになっている。

虫歯の治療を放置すると削ったところがまた虫歯になる。

虫歯が進行して神経を取らなければいけなくなる。

2.歯の根っこの治療

歯の根っこの治療途中

神経を取った後、最終的なお薬を詰めずに神経の通っていた管が空洞のままになっている。

歯の根っこの治療を放置すると根っこの先端でバイ菌が繁殖して強い痛みが出る。

虫歯がどんどん拡がり、最悪の場合歯を抜くことになる!

3.抜歯

抜歯の治療途中

抜いた部分をそのままにしている。

抜歯の治療を放置すると隣りの歯や、咬み合わせている歯が移動して、咬み合わせのバランスが崩れる。

4.歯の矯正

歯の矯正の治療途中

矯正装置がついたままになっている。

歯の矯正を放置すると歯磨きをしても装置周りに汚れが残り、虫歯が増えたり、歯周病が進行する。

5.インプラント

インプラントの治療途中

歯の根っこの役割をするインプラントを骨に埋め込んだ後に、土台や歯の部分をつけていない。

メンテナンスに通っていない。

インプラントの治療を放置すると土台や歯を入れないと周りの歯が移動してくる。

メンテナンスをしないと歯周病菌に感染してインプラントが抜けることもある。



みなさんは治療途中になっている歯はありませんか??

なぜ歯の治療を途中でやめてほしくないのか?

治療を始める前よりも状態が悪くなってしまうからです。

治療途中の歯の状態はとても繊細です。

途中でやめた歯の治療を再スタートさせる時は最初に予定していた治療内容より1段階ほど上の治療になると思ってください。

・大きく削る。
・神経を残せたはずなのに、神経を取らなくてはいけない。
・抜くはずじゃなかったのに抜かなくてはいけない。
など。

数ヵ月、数年経って再来院された患者さんのお口の中にある放置された治療途中の歯を見て、あの時あのまま治療を続けていたら…と何度も心を痛めた経験があります。

治療に通っている時は長いと感じるかもしれませんが、必要最小限の治療で済ませるには、途中で治療をやめずに一気に終わらせることが実は一番短期間で済ませる方法なのです。

まとめ

一度治療から遠のいてしまうと先生に怒られてしまうんじゃないかとか、気まずくて行きづらいとか、いろいろな理由で歯科医院に来れない方もいらっしゃると思います。

でも、大切な歯を少しでも良い状態で残すためには1日でも早く治療を再スタートさせていく必要があります。

私たち歯科医師も、治療の回数や、今何をしているか、ここで治療をやめてしまうとどうなるかなど、患者さんに理解をしてもらえるような説明を心掛けることが日々の課題でもあると思っています。