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札幌 歯周病・予防歯科 | 歯周病専門医・指導医の山崎 英彦 院長ブログ 2021年3月

[2021.03.04]

フッ素洗口・塗布の効果と安全性

2021.3.31

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯医者さんで手軽に塗布してもらえ、歯磨き粉にも多くの商品にフッ素が配合されています。

そのフッ素の効果によりフルオロアパタイトという成分が形成され、歯を強くすることにより虫歯予防にもなるし、再石灰化の促進にも効果があると言われています。

解り易く言えば唾液中のカルシウムが歯に付着するサポートをしてくれるというわけです。

この再石灰化を促進する効果によってさらに虫歯予防になるわけですね。

それだけでなくフッ素は虫歯菌に作用して、酸の生成を抑制するようです。

一方で、フッ素は、長年その安全性について議論されています。

6歳未満だと、まだ体が小さいですし、免疫機能が未熟なために中毒症になってしまう恐れがあるという論文もありますが、まだ結論は出ていません。

WHOは適量でのフッ素の有効性や安全性については認めています。

歯医者さんでのフッ素洗口・塗布は、虫歯予防には効果があることは証明されている一方で過剰摂取による有害性を指摘する研究者もいます。

しかし、私個人の意見ですが、どのような薬も過剰摂取すれば、有害性はあります。

歯医者さんで塗布するフッ素量で、過剰投与となることはありません。

よって、害よりメリットの方が高いと考えています。

その歯の痛み、虫歯じゃないかもしれません

2021.3.11

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

ある日突然歯が痛くなったことはありませんか。

痛みの種類は、ズキズキと鋭い痛み、ズーンと鈍い痛み、甘いもの、冷たいもの、熱いものなどに刺激された痛み、何もしていなくても常に痛む、かむと痛いなどさまざまです。そんな痛みは虫歯以外の原因で起こることもあるのです。

(1)歯周病

歯の周りの骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともあるとても恐ろしい病気です。

歯周病の症状はいくつかありますが、歯がしみる知覚過敏や、硬いものがかめず、かむと痛いなどの症状がみられます。

(2)根尖性(こんせんせい)歯周炎

歯の根の先や根の周りの組織の歯根膜が炎症を起こしている状態です。

かむと痛いなどの症状がみられます。

(3)歯の破折(はせつ)

歯にヒビが入ったり、割れてしまう状態をいいます。

主に歯ぐきがはれるなどの症状がみられますが、神経が生きている歯の根が割れた場合などは、特に激痛がみられることがあります。

(4)歯ぎしり

歯がすり減ってしまうことで、知覚過敏の症状がみられ、歯がしみたりします。

また、歯の周りの組織にダメージを与えるため、かむと痛いなどの症状もみられます。

(5)上顎洞(じょうがくどう)炎

鼻の両脇にあり鼻腔とつながる空洞が、上顎洞です。

この上顎洞に炎症があるものを上顎洞炎と呼び、さらに歯が原因で炎症が起こったものを歯性上顎洞炎といいます。

上顎の第1大臼歯相当部分の歯の根と、上顎洞が近接しているため、虫歯や歯周病が進行して、細菌が上顎洞に入り感染した場合に起こります。

症状は、眼窩(目の下の部分)のはれや痛み、鼻閉、頭痛などですが、原因歯やその周りの歯の痛みもみられます。

抗菌薬の投与と原因歯の治療が必要となります。

歯が痛くなった場合は、早めに歯科を受診し原因を特定することが大切です。

がんや心不全の可能性も!?「息や口臭」に潜む健康状態の赤信号4つ

2021.3.4

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

最近のテクノロジーの発展には目を見張るものがありますね。

医療技術もその1つで、なんと息を分析すると、今までは診断が大変だった体内の症状が判明する技術が開発されているとか。

また自分で口臭に気づいたり、他人から指摘されたりして病気が判明する場合も。

特に、「どうしても消えない口臭がある」という方は、体内の疾患を疑ってみるべきかも……。

そこで今回は、海外の健康・医療系サイト『everyday HEALTH』の記事を参考に、息だけでわかる健康の赤信号をお知らせしましょう!

■1:がん

日本人にも罹患する人が多い胃がんや肺がん。

海外で行われた研究によると、今では吐く息に含まれる揮発性有機化合物(VOC)などを機械で分析することにより発見できるそうです。

ただ、稀に機械が誤診する場合もあるそうなので、別の医師による“セカンド・オピニオン”を参考にすることも大事。

どちらにしても、疑いがある場合は手遅れにならないうちに受診しましょう。

■2:心臓疾患・心不全

米国のクリーブランドで行われ、2013年に発表された医学研究によると、心臓の機能に問題がある場合、息を分析することでそれがわかるそうです。

テストで疾患を発見するのは大事ですが、まずはその必要が出ないよう、普段から心臓を健康に保つ努力も実行しましょう!

■3:糖尿病

糖尿病にかかって、気づかずに治療しないでそのまま暮らしていると、免疫が正常に機能せず、その結果歯ぐきなどにバクテリアが溜まって口臭が発生する場合があるそうです。

「私、糖尿病……?」という疑いを持った場合、すぐに受診して、正しい治療の指導を受けることが先決。

もし罹患していなくても、普段の食生活や生活習慣を見直すのもいいアイデアです。

■4:腎不全

腎臓は尿を作り出すことにより、体内の毒素をきれいにしてくれる重要な役割を持ちます。

その腎臓の働きに問題があると、毒素がきちんとフィルターされなくなって息が魚くさくなったり、アンモニアの臭いがしたりするようになるとか。

このような状態では体全体に毒素の影響が出てくるそうですので、腎臓の健康には気をつけましょう!

以上、吐く息や口臭からわかる病気についてお伝えしましたが、いかがでしたか? 

口臭からはほかにも歯や歯ぐきの病気や胃食道逆流症などの症状も判明するそうです。

口臭を他人から指摘されたり、自分で気になったりする場合は、体内に異常が起こっていることもあるので、食べ物や歯磨き以外が原因なら、すぐに受診してみましょう!

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