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札幌 歯周病・予防歯科 | 歯周病専門医・指導医の山崎 英彦 院長ブログ 2021年2月

[2021.02.09]

「いい歯科医」の条件 スタッフ定着率が高く待ち時間短いこと

2021.2.23

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

病院にはいろいろな診療科がありますが、多くの人が一度はお世話になったことがあるのが歯科医院でしょう。

虫歯がたくさんあるという人、歯周病だという人、すでに入れ歯だという人など、いろいろなケースがありますが、歯の健康がいろいろな病気に関係しているとも言われており、しっかりとした歯の治療を受けたいものですね。

よく「いい歯医者の見分け方は?」と聞かれますが、「いちばんよく聞かれ、いちばん困る質問」です。

それは、医療技術だけでなく、ドクターの人格や相性とかも大切ですし、患者さんが求めているものも様々です。じっくり丁寧を希望する方もおりますし、早く終了したいという方もおります。

できるだけ安くしたい方もおられますし、費用がある程度、掛かってもいい治療を希望される方もおります。

しかし、判断の一つとして「スタッフの定着率が高く、待ち時間が短い医院」ということは言えるかもしれません。

スタッフはずっと治療を見ていますから、ずさんなところでは耐えかねて離れていきます。

また、予約しているのに毎回待ち時間の長い歯医者は、患者のことを考えていない傾向があります。

歯科医師に説明義務はありますが、1つ1つ患者に同意を求める必要はありません。

しかし、“どんな疑問にも時間をかけて答えてくれる”ことと“治療の選択肢を与えてくれる”ことも病院を選ぶ点としてはとても大事です。

インプラントの危険性について

2021.2.19

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯科インプラントの注意点

近年、一般的にも知られるようになってきたインプラント。

しっかり診断して行えば、とても安全な手術です。しかし100%成功するというわけでなく、またインプラントを行ったら注意しなければならないこともあります。

その一つに細菌感染があります。

インプラント歯周炎と言われており、歯槽膿漏のような症状になってしまいます。

インプラントというのは細菌がどうしても溜まりやすく、歯周病になりやすくなります。

しっかりとケアが出来ないと歯槽骨が減っていき、インプラントが抜けてしまいます。

また、ヘビースモーカーの方は術後の固定率が低くなってしまいます。

その他にもインプラントを打つ場の骨が弱っていたり、薄かったりして、しっかりとした土台ではない場合は埋入時には注意が必要です。

歯の手入れをしっかりとせず、歯周病になれば抜歯してインプラントをすればいいと考える方も多いかと思うのですが、その方がしっかりとインプラントのメンテナンスが出来るのかはなはだ疑問です。

当院では、ブラッシングが出来ていない方には原則としてインプラントをお勧めしていません。

そのような方は、成功率が落ちてしまうからです。

奥歯が1本なくなった!歯を抜いた後放置するとどうなる?お口と体の17の変化

2021.2.9

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

みなさんは大人の歯が何本あるかご存知ですか?

意外と知らない歯の本数

正解は…

28~32本

・親知らずがあるかないか

・生まれつき歯の本数が足りない(先天性欠如)

・矯正治療で歯を抜いた

これ以外の場合、上下左右7本ずつ、計28本の永久歯が生えているのが一般的です。

天然の歯を健康な状態で残すことの大切さ

これだけ歯の数があれば1本なくなっても大丈夫なのでは?そう思った方はいらっしゃいますか?

それは大間違いです!

私たち歯科医師は、なるべく歯を削らない、神経を取らない、歯を抜かない、というように、どれだけ天然の歯を健康な状態で残していけるかを第一に考えます。

しかし、虫歯や歯周病が進んでしまい、痛みが強い時、歯がぐらぐら揺れている時、歯が割れている時などどうしても歯を抜かないといけない場合も多々あります。

そんな時は歯を抜いた後にどのような治療ができるかを患者さんと一緒に考えていきます。

歯を抜いた後放置していたらどうなる?

6~7歳くらいに生え始める前から6番目の歯(第一大臼歯、6歳臼歯)は比較的虫歯になりやすい歯です。

まだ上手に歯磨きが出来ない時期に生え始める奥歯なので、生え始めてすぐに虫歯になり、大人になる頃にはすでに何度も治療しているという方も少なくありません。

そのため奥歯の中でも下の第一大臼歯を抜かなければいけない状況はよくあります。

この第一大臼歯を何らかの理由で抜くことになり、その後長期間放置した場合についてお話します。

歯を抜くと痛みや不具合がなくなるため、そのまま治療に来なくなってしまう患者さんも多くいらっしゃいます。

前歯と違って、奥歯が1本なくてもしばらくは何の支障もなく生活ができるかもしれません。

見た目にもそれほど影響はないし、反対側で噛めるし、会話もできる…一体何が問題なんでしょう?

隣の歯が動いて、抜いた部分のスペースが埋まるからそのままでもいいのでは?こんな声もよく耳にします。

しかし、長い間抜いた部分を放置していると様々なトラブルが出てきてしまいます。

お口の中の不具合

1.両隣の歯が動く(倒れてくる)

歯を抜くと1本分の隙間ができます。その隙間に向かって両隣の歯は倒れてきます。

2.噛み合わせている歯が伸びてくる 

3.虫歯や歯周病が進行する

4.噛み合わせのバランスが崩れる

5.骨が下がってしまう

お口の周りの不具合

1.筋肉や顎の関節に負担がかかる

2.肩こりや頭痛の原因になる

見た目の不具合

1.抜けたままだと見た目が悪い

2.歯ぐきの位置が下がってくる

3.顔の輪郭が変わってくる

生活面の不具合

1.食べ物がつまりやすくなる

2.変な噛み癖がついてしまう

3.うまく発音できなくなる

4.うまく噛めなくなる

5.胃腸への負担がかかる

6.お食事が楽しくなくなる

7.見た目が気になり、大きく口を開けて笑えなくなる

たった1本の歯がお口の中だけでなく、体全体、日常生活などこんなにも多くのことに次々と影響を及ぼすのです。

倒れてきた歯や、伸びてきた歯を元の位置に戻すのは簡単なことではありません。

矯正治療で動いた歯を元の位置に戻すこともできますが、治療期間が長くなったり、噛み合わせのバランスによっては広範囲の治療になることもあります。

矯正治療をしないで治すとなると、健康な歯を大きく削らなくてはならなかったり、虫歯ではないのに神経を取らなくてはならないなど周りの歯までも弱くしてしまいます。

まとめ

1本でも歯を失うことはとても残念なことですよね。

しかし、その後放置しなければ周りの歯やお口全体への影響は最小限にとどめることができたり、生活への影響も少なくてすむのです。

大切な歯を失わないように日頃のケアはとても大切です。

もしも歯を抜かなければならなくなった場合も、その後のことをきちんと歯科医師と相談してくださいね。

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