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虫歯を放置するとどうなる?死亡することも!?
2020.10.26

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

●虫歯を放置するとどうなるの?

虫歯ができても、歯医者に行くのが面倒だったり、治療を受けるのが怖かったりして、そのまま放置している方もいるのではないでしょうか?

でも、虫歯を放置するのは、とても危険なこと。

歯が溶けてなくなってしまうだけでなく、最悪の場合には、命に関わることだってあるのです。

今回は、虫歯を治療せずに放置すると、どのようになるのかご紹介していきます。

●虫歯はこうやって進行する

虫歯は、細菌が糖分をエサにしてつくり出す酸によって、歯が溶かされてもろくなり、穴が開いてしまうことです。

歯の表面は「エナメル質」という体の中でもっとも硬い組織で覆われているので、初期段階の虫歯はゆっくりと進行していきます。

しかし、その下にある「象牙質」はやわらかい組織なので、虫歯菌が象牙質に達すると、一見小さな穴しか空いていないように見えても、虫歯が一気に大きく広がってしまうのです。

●虫歯が神経にまで到達したら

虫歯を治療せずに放置していると、虫歯菌は神経(歯髄)に到達し、痛みが起こります。

それでもさらに放っておくと、虫歯菌に侵された神経はやがて死んでしまいます。

本来であれば、死んでしまった神経は歯の根管治療を受けて取り除くものですが、そのままにしていると歯の中で腐敗して、細菌をばらまくようになるのです。

神経が死んでいるので、ここまで来れば虫歯の痛みはもうありませんが、虫歯の放置が怖いのは実はここからなのです。

●虫歯の放置が起こす怖い症状

腐った神経からばらまかれた細菌は、あごの骨にまで広がっていきます。

すると、あごの骨が炎症を起こして化膿し、歯茎から膿が出るようになります。

また、あごの骨髄が細菌に感染して「骨髄炎」になり、熱や嘔吐、体調不良などが続くようになることもあるのです。

さらに、細菌が血液の中に入り込んでしまうと、全身をめぐって「肺炎」や「脳梗塞」「心筋梗塞」を引き起こしたり、心臓や脳が虫歯菌に感染して、重篤な後遺症が残ったり、死に至ることも。


虫歯は、早期に発見するほど簡単な処置や対処法で済みます。

しかし、初期の虫歯は痛みやしみ、腫れなどの自覚症状がなく、気づかないうちに虫歯が進行していることも少なくありません。

初期段階で虫歯を発見して適切な対処を行えるよう、定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。

痛っ…!キーンと地味にツライ「知覚過敏」を予防する4ヶ条
2020.10.21

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

冷たい物や熱い物、酸味の強い物を食べたとき、キーンと歯にしみる“知覚過敏”。経験したことがある方も少なくないのではないでしょうか。

また、「知覚過敏くらいで……」と思い、特別なケアをしない方も多いかもしれませんね。

しかし、出来ることならこの地味にツライ症状が起こらないようにしたいものです。

ここでは、“知覚過敏を予防する4ヶ条”をお伝えしていきたいと思います。

■1:研磨剤不使用の歯磨き粉を使う

歯磨き粉の多くには、研磨剤が使用されています。

研磨剤は、歯の表面を滑らかにしたり、歯垢や付着物を落としてくれるのですが、エナメル質・象牙質まで傷付けてしまい、知覚過敏を引き起こす原因になることも……。

また、すでに知覚過敏の症状がある方は、研磨剤が使われた歯磨き粉で歯磨きをするだけで刺激を感じることもあります。

知覚過敏の予防や症状の緩和のために、研磨剤不使用の歯磨き粉を試してみてください。

■2:硬い歯ブラシを使用せず、歯磨き粉は「1/3の量以下」で磨く

歯の汚れを落とそうとして、ゴシゴシ力強く磨く方は多いですよね。

でも実はこれはNG。

歯のエナメル質が削られて象牙質が露出してしまい、知覚過敏になりやすいのです。

歯磨きは、毛先がふつう位の歯ブラシを使って1本1本優しく、丁寧に行いましょう。

歯磨き粉の量も、多ければ多いほどいいわけではありません。

泡がたくさん立ってしまうと、磨き残しが多くなることがあるからです。

その結果、残った歯垢に存在する細菌が出す刺激物質で、歯がしみる可能性もあるのです。

歯磨き粉は、歯ブラシの1/3程度の量を乗せれば十分です。

■3:酸性の飲み物・食べ物を控える

炭酸飲料やスポーツドリンク、ビール、ワイン、柑橘類……。

このような酸性の飲み物や食べ物をよく口にしていると、酸蝕歯(さんしょくし)のリスクが高まります。

酸蝕歯とは、読んで字のごとく“酸により歯が蝕まれる症状”のこと。

歯の表面のエナメル質が溶け、知覚過敏の原因になります。

上記の食材を好んで口にしている方は、摂取量を減らしてみましょう。

■4:横向き・うつ伏せで寝ない

眠っている間に起こる“歯ぎしり”もまた、歯がすり減って知覚過敏の原因となります。

特に気を付けたいのが、寝相。横向きやうつ伏せで寝るとアゴの関節に負担がかかったり、?み合わせが悪くなったりして、歯ぎしりをしてしまうことがあるとか。


知覚過敏は症状が進行すれば、歯科医院での治療が必要になります。

そうならないためにも、お口の健康は日頃から“自分で守る”という意識を高く持ってケアしましょう。

激務と歯周病菌が引き金となった「歯性高血圧症」 動脈硬化から心筋梗塞も
2020.10.8

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

近年、歯周病と全身疾患の関係が解明されてきました。

歯周病は、単なる「歯茎の病気」ではなく、深刻な重大疾患を引き起こす危険性が。

しかも、背景にストレスが介在することもあるというから恐ろしい…。

ケース

事の始まりは「のぼせ」だった。

Uさん(43)は激務の中、風呂上りでもないのに顔がほてって、頭がボヤッとした感じがあった。

内科医院を受診すると、「高血圧症」との診断。

メタボでもない自分が高血圧だなんて考えたこともなかったが、実際に血圧は上が160、下が95と高値を記録。立派な高血圧だった。

ちょうどその時期、歯茎から出血があったので歯科治療を受け始めていたが、実はこの歯茎の出血と高血圧が、裏でつながっていたのだ。

歯性高血圧症=

「忙しさで歯みがきがおろそかになることに加え、ストレスや睡眠不足で免疫力が下がると歯周病のリスクが高まる。悪玉細菌が歯周ポケットを介して血管に入り込み、動脈に定着する。その結果、動脈硬化から高血圧症を引き起こす」

事実、Uさんの歯茎の出血だけでなく強い口臭もあったという。

細菌検査をすると、口の中からは歯周病原因菌が多数見つかった。

その後、Uさんの忙しさも落ち着き、ストレスは大幅に低下。

歯周病治療の成果も相まって、血圧も少しずつ安定していった。

しかし、気付かずに放置すれば、いずれ狭心症や心筋梗塞などを引き起こしていた危険性は大きい。

誰もがUさんのように助かるとは限らない。

歯茎の出血や口臭は、重大疾患に気付くきっかけとなることを、まずは覚えておくべきでしょう。