札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

よくかんで食べなさい」子どもの頃にそんなふうに言われたことがある人は少なくないのではないかなと思います。
でも、大人になった今、意外とかんでいないことに気がつきます。
よくかんで食べることは、すこやかな心身になる身近な方法です。
まず、よくかんで食べることで満腹中枢が刺激され、少ない量で満足できるようになります。
食べ過ぎは万病の元。
腹八分目をキープできるにこしたことはありません。
ダイエットしたい人も無理せず食事量を減らすことができます。
また、よくかんで食べ物が細かくなり、唾液とまざりあうことで消化がしやすくなります。
そうすると胃腸への負担が減り、だるさややる気のなさも解消されます。
さらに、唾液がたくさん出ることで虫歯や歯周病、口臭の予防にもなります。
唾液には「若返りホルモン」といわれるものも含まれているため、スマートエイジングにも効果的。
脳の働きを活性化し、顔の筋肉が動かされて表情も豊かになるため、心も自然と上向きになっていきます。
玄米であれば100回はかむといい、とされていますがなかなか難しいもの。
30~50回を目安にしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに「ありがとうございます」でちょうど10回。
かむほどに強くなる食べ物の味を、感謝しながらいただくのにぴったりな数え方だなと思っています。