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精子バンクの次は歯バンク!?歯科市場に新たなブームがやってきた!
2020.4.29

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

銀行は銀行でも歯を預ける銀行があるって知っていましたか?

「歯の銀行(ティースバンク)」とは、比較的健康な自分の歯を、冷凍保存しておくシステムのこと。

歯を冷凍保存しておくと、将来、虫歯や事故などで歯を失うことになったときに、解凍して移植することができるんです。

具体的には、上下の親知らずや、歯列矯正のために抜歯される上下の小臼歯が保存の対象となります。

入れ歯やインプラントではなく、自分の歯を移植するメリットは、健康な歯のような「噛みごたえ」が得られること。

これは、冷凍保存された歯に「歯根膜」と呼ばれる歯根と歯槽骨を結びつける繊維がついているため、神経や血管を再生することができるから。

さらに、インプラントは骨の一部と癒着するため、年をとって細菌感染などのトラブルが生じたときに、歯を抜きにくいという欠点があります。

でも、自分の歯を移植している場合、簡単に再抜歯ができるというメリットもあるんです。

ただし、抜かれてから時間が経過している歯は、歯根膜が乾燥して死んでしまっているため、冷凍保存できません。

預けることが可能なのは、移植による生着が可能な健康な歯だけなんですね。

これから、親知らずなどを抜く予定のある人は、検討してみるのもいいかもしれませんね。

知っていますか?お口に関する日本の世界との差 その衝撃の事実とは
2020.4.19

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

皆様は、歯医者さんに定期検診に行っていますか?

最近、歯医者に行ってないなぁとか、虫歯があるのはわかっているけど歯医者いってないなぁ、なんて方多いのではないでしょうか!

皆さん、一年に一度は身体の健康診断や人間ドックは行きますよね?

ここに非常に大きな問題があるんです!

身体の事で問題がある、もしくは問題がなくても病院には行って診てもらう。

しかし、同じ身体の一部の事なんですが、お口の事となると極端に歯科医院で診てもらう事に遠ざかってしまうんです。

では、海外ではどうなのか数字を用いて見て行ってみましょう。

海外の歯科定期検診受診率

海外、特に歯科先進国と言われる国の定期検診受診率はどういった感じなのでしょうか?

アメリカ  ・・・約67%
スウェーデン・・・約82%
ドイツ   ・・・約70%

といったような非常に高い数字が並びます。

では、日本はどうでしょうか?気になりますよね?

日本    ・・・約16%

衝撃的な低さですよね。

これでは、日本は歯科先進国とは言えないですよね。

やはり、その国々においてのお口に対する意識の違いがこの数字に出ていると思うのです。

例えば、先ほどお口に問題があるのはわかっているのに歯医者に行っていない方が多いと書きましたが、実際数字で見るとどうなのでしょうか?

歯医者での定期検診が虫歯を減らす

お口に問題があると感じている方は62.7%なのに、現在歯科で治療中の人は全体の11%にとどまっていると調査結果が出ています。

実際、1000人の30代の人を対象に調査したところ、90%以上の方が一本以上虫歯があるか歯周病があったそうです。

しかし、その中で歯科医院に通院していた方は、12%程度だったそうです。

12%しか通院していないのも問題ですが、90%に虫歯があるというのも問題ですよね。

この数値を減らすにはやはり大切なのは「定期検診」なのです。

定期検診の受診率が歯の残存数に直結する

日本と欧米諸国の高齢者の残存歯数(残っている歯の本数)平均をご存知ですか?

80歳時で

・スウェーデン 25本です。

なんと、

・日本     8.8本

スウェーデンと日本とでは、高齢者の残存歯になんと16本もの差があります。

その違いは一体何なのでしょうか?

調べてみると、やはり定期検診を「受けている」のか「受けていない」のか の違いだということがわかってきました。

先ほどの数字で示したように、歯科医療先進国であるスウェーデンやアメリカでは、定期検診の受診率が70?80%と高く、それに伴い80歳の残存歯数も高くなっています。

一方、日本は受診率が16%とはるかに低く、残存歯数もわずか8.8本。

予防意識の違いは一目瞭然であり、残存歯数に大きく影響していることがわかります。

8020運動

8020運動というのを皆さんはご存知ですか?

厚生労働省や日本歯科医師会が推進している80歳で20本以上歯を残そうという運動です。

1989年から開始されていますが、2011年の実態調査では全体の達成数は増えているのですが、日本全体の高齢者人口が増えているため、スウェーデンのように80歳で残存歯が平均25本歯というのはまだまだ遠い目標となっています。

とはいえ、近年CMやメディアを通じて歯に関する情報が流されるに従って、日本全体の歯や口腔衛生という者に対する関心は高まってきています。

あとは、定期検診も含め歯科医院に行く!ということが当たり前のようになっていけば、日本全体で80歳で平均20本残っているということが実現できるのではないでしょうか。

お子様の歯医者での定期検診の重要性

日本において、12歳で虫歯がを1本以上ある子供は2%前後なのです。

にもかかわらず、30代になると90%以上に虫歯か歯周病ができてしまっている。

小さい頃は、学校検診も毎年お口の中も行いますし、ご両親が手をかけて歯科医院に検診に連れて行ったりしているため虫歯になりにくい状態になっているのです。

しかし、成長するにつれ、学校検診や会社での健康診断ではお口の中まで検査しないですよね。

ご両親の手も離れていくため、だんだんお口の中が虫歯ができやすい環境になってしまうのです。

この時期にしっかり定期検診を歯科医院で行っていれば、30代になっても虫歯の率は必ず減らせます。

江戸時代では歯磨きをどうやってしていたのか?
2020.4.8

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯ブラシが無い時代はどうやって手入れしていたのか?

今の時代は歯ブラシやフロスなど、歯の手入れをするグッズがあります。

では江戸時代には歯ブラシはあったのでしょうか?または歯の手入れをどうしていたのでしょうか?

江戸時代には『歯ブラシ』という名前のものはありませんが、それによく似た『房楊枝』というものがあり、それはヤナギやクロモジなどの木を細く削り、さらにそれを煮て柔らかくし、その先端を木槌で叩いてブラシ状にして作ります。

しかしこの『房楊枝』は、その形状から『歯の裏側は磨き難い』という欠点もあったようです。

ちなみにこれは使い捨てです。

さらには『房州砂』という細かい砂に丁子・じゃ香・ハッカなどの香料を混ぜた、現代で言う『歯磨き粉』のようなものもあったようです。

歯磨き粉のようなものもあったなんて驚きですよね。この『房州砂』は1640年頃には江戸で売っていたようです。

歌舞伎役者や遊女などが口の臭いを嫌い、房楊枝を愛用したことから歯を磨く風習が広まっていったようです。