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札幌 歯周病・予防歯科 | 歯周病専門医・指導医の山崎 英彦 院長ブログ 2019年7月

[2019.07.09]

デンタルフロスの選び方 ワックス有りとワックスなし、歯垢がとれやすいのは?

2019.7.29

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯磨きだけでは、食べかすなどがきれいにとれません。

大切なのは、歯と歯の間にある歯垢を取り除くこと。

歯垢や食べかすが残ったままだと、虫歯や歯周病の原因になります。

また着色汚れの原因にもなってしまいます。

サンスターの研究によると、歯ブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯の間のプラークの61%しか除けなかったのに対して、デンタルフロスを併用すると79%、さらに歯間ブラシを加えると85%まで除去できたということがわかっています。

■デンタルフロスとは

デンタルフロスには、糸状で適当な長さにカットして使用するものや、持ち手がついたもの(フロッサー)があります。

■デンタルフロスの選び方

糸状のものでも、持ち手がついたものでも、使いやすいほうを選べばOK。

悩むのはワックス加工の有無ですが、ワックスで加工されているものの方が、滑りが良いので扱いやすいというメリットがあります。

ただし、歯垢除去効果が高いのはワックス加工のないものです。

■歯間ブラシは使ったほうがよいのか

基本的には、デンタルフロスも歯間ブラシも、自分の口の状態に合わせて選ぶこと。

歯と歯の隙間が狭くて、歯間ブラシが通らない人は、基本的にデンタルフロスで良いでしょう。

歯間ブラシを無理に押し込んだりすると、歯肉や歯を傷つける原因になってしまうため、どうしても歯間ブラシを使いたい場合、サイズ選びはもちろん、正しく使うことも大切です。

一方、歯と歯の隙間が広い人は、歯間ブラシが良いかもしれません。

歯間ブラシにはさまざまなサイズが用意されています。

歯間ブラシを挿入した時、無理なく動かせるサイズを選ぶようにしましょう。

いちばん小さいサイズ (SSS)が歯間に入らないのであれば、デンタルフロスを使用しましょう。

歯の健康は、全身の健康につながります。1日1回はデンタルフロスや歯間ブラシを使って、念入りにケアしましょう。

かかりつけの歯科医院にいけば、歯科衛生士が使用方法を教えてくれますよ。

20~60代の7割に銀歯

2019.7.18

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯科向け製品の開発、販売のスリーエムヘルスケアが下記の様なアンケートを行いました。

先進諸国ではほぼ皆無といわれる銀歯の保有率が日本人の20~60代で7割を超えている。
特に40代は男性で76.6%、女性で82.9%が保有している。
調査は、歯と口の健康週間に向けて、5月に実施した。銀歯保有率の性別では男性67.1%に対し、女性の方が75.4%と高い割合を占めた。
年齢別では40~49歳の79.7%が最も高く、次いで50~59歳の77.8%、30~39歳の75.8%と続く。
各年代とも女性の方が1割程度高くなっている。
また、銀歯を入れている期間については「5年以内」の32.4%が最も多く、次いで「10年以内」26.0%だが、「15年以内」13.9%、「20年以内」10.8%、「それ以上」が16.9%と、10年以上が全体の41.6%と4割以上を占めている。

やはり、歯は白いのが自然です。

特に、海外では歯並びと歯の白さの価値は常識化しています。

当院の患者さんも審美に気を使われる方が以前より増えてきています。

インプラント治療のメリットとデメリットとは?

2019.7.9

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

最近よく耳にするようになったインプラント治療ですが、皆様の中にも歯科医院で勧められた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

インターネットや、テレビのニュースなどで時々話題になったりもしますが、本当に良い治療なのか悪い治療なのか疑問に思っている方も多いと思います。

そんな疑問に今回はお答えしていこうと思います。

インプラント治療とは

インプラント治療は、失った歯の代わりにチタンでできた人工の根っこを入れ歯の機能を回復していく治療です。

新しい治療に思われがちですが、実は実はインプラント治療自体は50年の歴史があり、現在は世界各地で行われ、成功率も95%以上あり、多くの方が行われている治療なのです。

歯科医院でインプラント治療を勧められた方や、歯を抜かなければならないと言われた方は是非参考にしてみてください。

インプラント治療のメリット・デメリット

1.インプラント治療のメリット

1-1 硬いものでも噛める

歯を失った後、奥歯に入れ歯を入れた方は元々の噛む力に比べると約20%~30%しか噛む力を回復できません。

インプラントは元々の歯のように顎の骨に固定されているために、硬いものでも、くっつきやすいものでも噛むことができます。

1-2 残っている隣の歯を削らなくても良い

失った歯の部分をブリッジ治療で治すためには両隣りの歯を削る必要があります。

健康な歯を削るということは、歯の寿命を短くすることにもなります。

インプラントは、両隣りの歯を削ることなくシンプルに治療することができます。

1-3 違和感がない

髪の毛一本でもお口の中に入っていればすごい違和感感じますよね。

金属でできた薄い入れ歯などありますが、それでもかなり大きいです。

それがお口の中に入ればかなりの違和感です。

インプラントは、元々あった歯とほとんど変わらない形に回復することができるので、違和感はほとんどないです。

1-4 残っている歯の負担を減らせる

ブリッジ治療では、失った歯にかかっていた力の負担を土台になる両サイドの歯で補います。

それまでよりは、かかる力の負担が大きくなるため土台となる歯の寿命も短くなってしまいます。

インプラントでは、元々の歯にかかっていた力の負担バランスに戻すことができます。

このようにインプラントにはさまざまなメリットがあります。

では、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

2.インプラント治療のデメリット

2-1 治療期間がかかる

最近ではインプラントも進化し、かなり治療期間も短くなりましたが、それでも短くて2?3ヶ月、長い場合で6ヶ月位かかります。

2-2 外科的な処置が必要となる

インプラント治療は、歯を支えている顎の骨に人工の根っこを入れる処置なので、歯茎を開いたりする必要があります。

その他症例によっては他にも外科的な処置が必要になってくる事もあります。

2-3 全ての方に可能なわけではない

骨粗鬆症や重い糖尿病の方など、顎の骨に問題がある場合インプラントが出来ない事もあります。

後、極端に顎の骨が痩せている場合などは、人工の骨などを使い骨を作る処置などが必要になる事もあります。

2-4 治療費用に保険が利かない

先天的な病気などによって歯がないごく一部の場合を除き、インプラント治療を保険診療で行うことはできません。

自費診療となるため、平均すると一本35万円?40万円位かかります。

このようなデメリットがあります。後、よく聞かれる質問として、どれくらい持つの?という疑問にお答えします。

3. インプラントの耐久年数は?

インプラントは、自分の歯のように歯周病(インプラント周囲炎)になる事があります。

自分の歯も歯周病で抜かなければならなくなるように、インプラントも歯周病で抜かなければならなくなる事があります。

インプラントは、入ってしまえば自分の歯と同じように思ってください。

ですので、逆に手入れさえしっかりすれば自分の歯のように長く持ちます。

一生といっても過言ではないかもしれません。

手入れとは、毎日の歯ブラシと定期的なクリニックでのメンテナンスです。

これさえ、しっかりやっていただければ本当に長持ちします。

まとめ

このようにインプラント治療には、様々なメリット、デメリットがあります。

もちろん、一番大切な事はご自身の歯を残していく事ですが、残念ながら歯を抜かなければならなくなった場合、インプラント治療は非常に有効な治療方法です。

インプラント治療は、しっかりとした診断をし、適切な手技で行えば現在非常に成功率の高い治療方法です。

ネガティヴなイメージの多いインプラント治療ですが、きちんとした知識を身につけ、納得いくまで歯科医師と話し合っていただければ、大切なお口の健康を守っていくとても有効な治療方法の一つとなると思います

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