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札幌 歯周病・予防歯科 | 歯周病専門医・指導医の山崎 英彦 院長ブログ 2019年6月

[2019.06.04]

自分で歯をチェックするときは、何に注意すればいいの?

2019.6.27

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯のチェックは自宅でもできる!

虫歯や歯周病は、症状なく進むことの多い病気です。

検診やたまたま詰めものがとれて歯科にかかったときに、歯医者さんから虫歯や歯周病の指摘をされることが多いのではないでしょうか。

ここでは自宅でできる、歯のセルフチェックについてお話ししましょう。

デンタルミラーがあればOK!

口のなかをチェックするときにあると便利なのが、歯科医院でよく使うデンタルミラー。

最近はセルフチェック用にライトが付いたものもあるので、隅々までチェックすることができます。

ドラッグストアやオンラインショッピングなどで購入できます。

虫歯の見つけ方:前歯

前歯は、歯と歯の間が虫歯になるケースが多いです。

黒ずんでいたり、茶色くなっている場合は虫歯の可能性があり要注意です。

表からだけでなく、デンタルミラーを使って歯の裏側からも観察してみてください。

 

そしてすでに歯と歯の間に詰めものが入っている場合は、その境目をよくチェックしてください。

詰めものは歯磨き粉などで削れてくるため、歯と歯の間に段差ができやすくなります。

そこから細菌が入り込んで再び虫歯になることもあるので、その部分の歯が黒ずんでいないかを見ておくといいですね。

虫歯の見つけ方:奥歯

奥歯で虫歯になりやすいのは、以下の3つです。

1:歯と歯の間

黒ずみがないかをチェックしましょう。

虫歯は表面よりも中で進むことが多いので、一見欠けていないように見えても、中が黒く透けて見えることがあります。

また、噛む部分から歯間部分にまたがった詰めものが入っている人は、その部分の虫歯リスクが高いといえます。

詰めもの周囲の歯に黒ずみがないか、詰めものとの間に隙間がないかも見ておくといいですね。

2:歯と歯ぐきの境目

歯並びが悪い人は特に要注意!

普段歯磨きをする際は横磨きで細かく動かすと思いますが、歯並びが悪いと歯と歯ぐきの境目のラインも不揃いになるため、ある部分では歯ブラシが当たらず、結果としてその部分が虫歯になることがあります。

3:噛むところの溝の部分

この部分はたいていの方が黒ずんでいます。

ただの黒ずみというだけで治療不要なことが多いですが、まれに大きくなかで虫歯が進行しているケースもあります。

久しく歯科にかかっていない人や、その部分がしみるなど何か心当たりがある人は、一度歯科で診てもらいましょう。

まとめ

普段から虫歯のサインを見逃さないように、口のなかのチェックを怠らないようにしましょう。

肥満や肩こりの原因にも!? 「悪い歯並び」が健康に影響すると判明

2019.6.14

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

自分の顔を鏡で見る時、歯をじっくり見ることはありますか? 

“歯並び”はきれいですか?

特に噛むことや話すことに支障がないから、少しくらい歯並びが悪くても気にしない人もいます。

しかし、歯並びが悪いまま放置していると美容にも健康にも悪影響を及ぼします。

■歯並びが悪いのは遺伝だけではない?

歯並びが悪いのは“遺伝”のせい、仕方ないと思っていませんか?

原因の1つに遺伝もありますが、実はその他にも理由はあります。

それは、“食生活”。

歯の土台となる歯茎は、顎がしっかり発達しないと、歯茎の面積も小さくなってきます。

そのことによって、歯が歯茎に収まらず、歯並びが悪くなる結果に。

赤ちゃんのころに指をしゃぶる癖が長かった人や、おしゃぶりが手放せなかった人は上顎前突症、いわゆる出っ歯になります。

成長してから歯ぎしりする癖があると、それも歯並びを悪くする原因になります。

■子どもが大好きなメニューが歯並びを悪くする

柔らかいものばかりを食べていると、顎の発達が悪くなり、歯茎、そして歯並びに影響を及ぼします。

多くの子どもが好きなメニューのハンバーグやオムライス、カレーなどは、あまり噛まずに食べられるもの。

刻んだ人参やごぼう、きゅうりやピーマンなどを混ぜ込んだり、付け合せにするのも顎を使う機会を増やします。

主食を白米ではなく玄米にするだけでも、固いものも食べる習慣になります。

■悪い歯並びが及ぼす影響とは?

ではなぜ、歯並びが悪いといけないのでしょうか。

これは見た目だけでなく、特に顎や消化器官に影響を及ぼします。

歯並びが悪いとよく噛むことが難しくなり、食べものをよく噛まずに飲み込むので、消化不良や肥満になる傾向があります。

肥満から糖尿病や高血圧などの病気に進行することさえあります。

また、歯並びが影響して顎から首へと歪みが広がり、最終的には身体全体を歪ませてしまい、頭痛や肩こり、首や腰の痛み、視力低下や耳鳴りなど、日常生活に支障をきたしやすくなります。

以上、歯並びと健康・美容についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

赤ちゃんのころから注意したい歯並び。

しかし、どうしても歯並びが悪くなってしまった人は、高額ではありますが歯列矯正という方法もあります。

将来、膨大な医療費になるリスクを避け、今のうちに、歯医者さんで相談してみるといいですね。

知れば納得!歯医者の治療と麻酔の関係。歯の麻酔の疑問にお答えします!

2019.6.4

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯の治療で嫌いなことNo.1といっても過言ではないのが、麻酔ではないでしょうか。

チクッと針を刺されるまでの恐怖感、じわじわ麻酔が効いてくるあの感覚は何回やっても慣れないですよね。

麻酔が効きにくいのはなぜ?

いったい何時間しびれているのだろう?

麻酔をしたところが痛い、などなど麻酔に関する疑問、不安はつきません。

麻酔について前もって知っておくことで、少しでも恐怖心がない状態で治療を受けていただけたら、歯の治療に対する心の負担も減るかもしれません。

歯医者で麻酔をするのはこんな時!

1.大きな虫歯の治療(神経が残っている歯)

治療前から痛みがある場合や、痛みがなくてもレントゲン写真を見て明らかに大きな虫歯になっている場合は麻酔をして歯を削ります。

2.抜歯

歯を抜く時は必ず麻酔をします。グラグラの乳歯は麻酔をせずに抜くこともあります。

3.膿を出す

歯ぐきが腫れて膿が溜まっている時は、麻酔をして歯ぐきを切って膿を出します。

4.歯ぐきを切る

歯周病の治療や親知らずに歯ぐきがかぶって痛みがある場合など、歯ぐきを切る外科的な処置をする場合は麻酔をします。

5.インプラント

インプラント治療は、歯ぐきや骨を触るため必ず麻酔をします。

麻酔をしたりしなかったり

1.小さな虫歯の治療

少し削って詰める程度の虫歯治療の場合、麻酔をしないこともあります。

2.詰め物の装着

神経がある歯は、型をとって作った詰め物をくっつける時に一時的にしみることがあります。

麻酔をすると感覚がなくなり、詰め物の高さが合っているか分かりづらくなるため、麻酔をしないことの方が多いです。

3.歯石取り

歯の根っこについている歯石を取る場合、歯ぐきの中に器具を入れるため、痛みを感じやすくなります。

我慢ができない場合は麻酔をして歯石を取ります。

歯の治療でこんな時は麻酔が効きづらい!

麻酔は治療する部分の歯ぐきに細い針を刺して麻酔薬を注入します。

そこから骨の中に麻酔薬が浸透し、さらに歯の根っこの先端まで浸透して初めて歯に麻酔が効きます。(歯ぐき→骨→歯根→歯)

1.痛みが強い

痛みが強い時や、長く放置している場合は麻酔が効きにくいです。

2.腫れている

歯ぐきが腫れていたり膿がたまっていると麻酔薬の効果が薄れて効きにくくなります。

3.下の奥歯

下の奥歯は分厚い骨に支えられているため、麻酔薬が浸透しにくく、歯ぐきや唇はしびれているのに歯を削ると痛いことがあります。

歯医者で麻酔をした直後にドキドキする

麻酔には痛みを感じなくすることの他に、治療する部分の血を出にくくする役目があります。

血管収縮薬というお薬の作用で心拍数が上がり、麻酔をした直後にドキドキすることがあります。

また、麻酔をする時はもともと緊張していることも多く、余計ドキドキしているように感じてしまいます。

通常数秒~数分でおさまりますが、気分が悪い時はすぐに歯科医師にお伝えください。

歯医者で麻酔をした後、麻酔が切れるまでの注意点

麻酔が効いている時間は、約1~3時間程度です。

長くても約5~6時間で切れてきます。

その間いくつか気を付けていただかないと麻酔が切れた後に大変な思いをしてしまいます。

1.やけどに注意

感覚がないため熱いものでやけどをしても気づきません。

麻酔が切れてから痛みが出てしまいます。

なるべく熱いものは避け、麻酔が切れた後にお食事をしましょう。

2.ほっぺたや唇を咬まないように

感覚がないためほっぺたや唇を強く咬んでしまうことがあります。

麻酔が切れた後のお食事をおすすめしますが、どうしてもというときは麻酔を打ってない反対側でゆっくり柔らかい物を食べるようにしましょう。

3.触らない

腫れていないか何度もほっぺたを触ってみたり、まだ麻酔が効いているか唇を引っ張ったりたたいたりつねったり…。

歯ぐきを手で触ると感染の原因になることがあります。

特にお子さんは、麻酔でしびれている部分を触ってしまいがちです。

歯医者で麻酔を打ったところが痛い!

1.口内炎

お口の中には様々な細菌がいます。

麻酔の針を刺したところから細菌が感染すると口内炎のように歯ぐきが荒れてしまうことがあります。

しっかりと歯磨きやうがいをしてお口の中を清潔に保てば1~2週間で治ります。

2.歯ぐきを押すと痛い

骨の近くまで針を刺して麻酔をした部分は、ズーンと鈍い違和感が残り、歯ぐき押すと痛みを感じることがあります。

1~2週間程度で痛みはなくなります。

まとめ

麻酔についてお分かりいただけたでしょうか。

麻酔は何度も経験したからといって好きになれるものではありません。

不安な時や、気分が悪くなった時は遠慮せずにいつでも歯科医師にお伝えください。

無理をせず、安心、リラックスして治療を受けられるのが一番です。

また、楽しみにしていたお食事会や、会議などお仕事でお話をする予定がある時は、やはりお口の中が普段と違う状態では気になりますよね。

そんな時は治療内容を変更することもできますので歯科医師にお伝えください。

・先にご飯を食べておく
・大切な予定がある日は事前に伝える
・予定の5~6時間前に治療の予約を入れる

このようにいつでも麻酔を使った治療ができるように前もって準備しておくのもいいですね。

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