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奥歯が1本なくなった!歯を抜いた後放置するとどうなる?お口と体の17の変化
2018.6.24

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

奥歯

みなさんは大人の歯が何本あるかご存知ですか?

意外と知らない歯の本数

正解は…

28~32本

・親知らずがあるかないか
・生まれつき歯の本数が足りない(先天性欠如)
・矯正治療で歯を抜いた

これ以外の場合、上下左右7本ずつ、計28本の永久歯が生えているのが一般的です。

天然の歯を健康な状態で残すことの大切さ

これだけ歯の数があれば1本なくなっても大丈夫なのでは?そう思った方はいらっしゃいますか?

それは大間違いです!

私たち歯科医師は、なるべく歯を削らない、神経を取らない、歯を抜かない、というように、どれだけ天然の歯を健康な状態で残していけるかを第一に考えます。

しかし、虫歯や歯周病が進んでしまい、痛みが強い時、歯がぐらぐら揺れている時、歯が割れている時などどうしても歯を抜かないといけない場合も多々あります。

そんな時は歯を抜いた後にどのような治療ができるかを患者さんと一緒に考えていきます。

歯を抜いた後放置していたらどうなる?

6~7歳くらいに生え始める前から6番目の歯(第一大臼歯、6歳臼歯)は比較的虫歯になりやすい歯です。

まだ上手に歯磨きが出来ない時期に生え始める奥歯なので、生え始めてすぐに虫歯になり、大人になる頃にはすでに何度も治療しているという方も少なくありません。

そのため奥歯の中でも下の第一大臼歯を抜かなければいけない状況はよくあります。

この第一大臼歯を何らかの理由で抜くことになり、その後長期間放置した場合についてお話します。

歯を抜くと痛みや不具合がなくなるため、そのまま治療に来なくなってしまう患者さんも多くいらっしゃいます。

前歯と違って、奥歯が1本なくてもしばらくは何の支障もなく生活ができるかもしれません。

見た目にもそれほど影響はないし、反対側で噛めるし、会話もできる…一体何が問題なんでしょう?

隣の歯が動いて、抜いた部分のスペースが埋まるからそのままでもいいのでは?

こんな声もよく耳にします。

しかし、長い間抜いた部分を放置していると様々なトラブルが出てきてしまいます。

お口の中の不具合

1.両隣の歯が動く(倒れてくる)
歯を抜くと1本分の隙間ができます。
その隙間に向かって両隣の歯は倒れてきます。
2.噛み合わせている歯が伸びてくる 
3.虫歯や歯周病が進行する
4.噛み合わせのバランスが崩れる
5.骨が下がってしまう

お口の周りの不具合

1.筋肉や顎の関節に負担がかかる
2.肩こりや頭痛の原因になる

見た目の不具合

1.抜けたままだと見た目が悪い
2.歯ぐきの位置が下がってくる
3.顔の輪郭が変わってくる

生活面の不具合

1.食べ物がつまりやすくなる
2.変な噛み癖がついてしまう
3.うまく発音できなくなる
4.うまく噛めなくなる
5.胃腸への負担がかかる
6.お食事が楽しくなくなる
7.見た目が気になり、大きく口を開けて笑えなくなる

たった1本の歯がお口の中だけでなく、体全体、日常生活などこんなにも多くのことに次々と影響を及ぼすのです。

倒れてきた歯や、伸びてきた歯を元の位置に戻すのは簡単なことではありません。

矯正治療で動いた歯を元の位置に戻すこともできますが、治療期間が長くなったり、噛み合わせのバランスによっては広範囲の治療になることもあります。

矯正治療をしないで治すとなると、健康な歯を大きく削らなくてはならなかったり、虫歯ではないのに神経を取らなくてはならないなど周りの歯までも弱くしてしまいます。

まとめ

1本でも歯を失うことはとても残念なことですよね。

しかし、その後放置しなければ周りの歯やお口全体への影響は最小限にとどめることができたり、生活への影響も少なくてすむのです。

大切な歯を失わないように日頃のケアはとても大切です。

もしも歯を抜かなければならなくなった場合も、その後のことをきちんと歯科医師と相談してくださいね。

歯の神経を抜くことを軽く考えていませんか?神経を抜くとどうなる?神経の大切な役割を知ろう!
2018.6.14

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

歯の神経

みなさんは歯の神経がどれだけ大切なものかご存知ですか?

「虫歯になって痛みが出たら神経を抜けばいいんでしょ?」と軽く考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もちろん虫歯が大きくなって痛みが出てしまった場合や、神経まで虫歯菌が感染している場合は神経を抜く必要があります。

しかし、歯の神経には私たちの歯を守る多くの役割があります。

できる限り神経を残していきたいというのは患者さんも歯科医師も同じ気持ちです。

神経がどんな役割をしているか、神経を抜いた歯がどうなるかを知っていただければ、神経を抜くほどの虫歯にならないようにすることがいかに大切かがお分かりいただけるかと思います。

歯の神経とは

歯の神経は歯の中心部にある組織です。

血管、神経線維、リンパ管などがあり、歯に栄養を送っています。

歯の神経の役割

1.虫歯になったことを気づかせてくれる

歯の神経は痛みを感じるセンサーの役割をしています。

冷たいものや熱いもの、甘いものがしみると「虫歯かな?」と気づきますよね。

痛みや違和感を感じることで私たちは虫歯になったことを知ることができるのです。

2.虫歯から守ってくれる

歯の神経は虫歯ができると歯を固くしたり、内側に新しい組織を作って虫歯が急速に進まないように歯を守ろうとします。

3.歯が割れるのを防いでくれる

毎日の食事で固いものを食べたり、強く食いしばったりしても歯が割れたり折れたりしないのは、神経があることで血液や水分、栄養分が歯に行き届き、歯が適度に“しなる”からです。

4.お口の中の変化を知らせてくれる

虫歯以外でも、歯が磨り減ったりヒビが入ることで、しみたり痛みが出ることがあります。

生活習慣などが関係している場合はそこを見直し、症状が悪化しないように対応することができます。

例えば、ゴシゴシ強い力で歯磨きをし、その影響で歯の表面がすり減ってしみている場合、歯ブラシを変えたり歯磨きの仕方を改善し、症状が悪化しないようにすることができます。

5.歯の根っこの成長を助ける

歯の生え始めの時期は歯の根っこはまだ未完成の状態で、神経が根っこの成長を助けます。

根っこの成長が止まってしまうと歯と根っこの長さのバランスが崩れ、歯を支えることができなくなってしまいます。

歯の神経を抜くとどうなる?

神経を抜くと歯への栄養分が送られなくなります。

つまり、歯が死んだ状態ということです。

1.歯がもろくなる

神経を抜くと歯に栄養が行き届かなくなり、干からびた状態になってしまいます。

枯れ木がポキッと折れやすいように、神経を抜いた歯もちょっとした衝撃でかけたり、割れてしまうことがあります。

歯が割れると最悪の場合、歯を抜かなければなりません。

よく神経を抜くと歯の寿命が縮まると言われるのはこういった理由からです。

2.虫歯に気づきにくくなる

神経を抜いたからといってその後虫歯にならないというわけではありません。

神経を抜くと虫歯になっても痛みを感じないため、虫歯がどんどん進行し、気づいたときには歯を抜かないといけない状態になっていることもあります。

3.歯が変色する

神経を抜くと歯が黒っぽく変色することがあります。

前歯の神経を抜くと見た目も悪くなってしまいます。

4.治療の回数、費用がかかる

神経を抜いた後は再感染しないように回数をかけて根っこの中の消毒をしたり、被せものを作っていくため、治療の回数と費用がかかります。

歯の神経を抜くのはこんな時

どうしても神経を抜かなくてはいけない時もあります。

このような状態になる前にぜひ一度歯科医院でチェックをしてもらいましょう。

・我慢できないほどの激痛がある

・冷たいものだけでなく、温かいものにも痛みを感じる
・噛むと痛みがある
・夜寝るときにうずくような痛みがある
・虫歯で歯に穴が開き、神経が露出している
・根っこの先から膿が出ている
・怪我や事故などで歯をぶつけ、神経までダメージを受けている

歯の神経を抜かなくてすむように、できること

1.定期検診

2,3ヶ月に一回歯科医院で定期検診を受けることで歯磨きの仕方を見直したり、虫歯にならないように予防をすることができます。

また、虫歯になっていたとしても早めに対処すれば神経を抜かずにすむことがあります。

2.歯磨きの見直し

虫歯にならないようにするには普段からお口のケアが大切になります。

正しい歯磨きの仕方、歯ブラシ以外の歯磨きグッズの使用を心がけましょう。

3.治療方法を真剣に考える

歯の詰め物の種類や治療方法にはたくさんの選択肢があります。歯科医師任せにせず、歯の状態をきちんと理解し、なるべく神経を残していけるような選択をしましょう。

まとめ

歯の神経は一度抜いてしまうと元に戻ることはありません。

神経を抜くほどの虫歯にならないよう定期検診を受け、日々のケアをしっかりしていきましょう。

最新の矯正治療。マウスピース矯正ってご存知ですか?
2018.6.5

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

矯正治療

大人になっても気になる歯並び。

でも、ワイヤーやブラケットなどの矯正装置が目立つことが気になって治療に踏み出せなかった方もいるのではないでしょうか?

「なるべく目立たずに快適に治療したい」という患者さんの希望に応えられるように矯正治療も日々進化しています。

その一つが、ワイヤーを使わないマウスピース矯正です。

透明で目立ちにくく、取り外すことができるマウスピース矯正は、患者さんのメリットも多く、近年導入する歯科医院が増えています。

今回はマウスピース矯正についてご説明していきます。

マウスピース矯正とは

1.マウスピース矯正の特長

マウスピース矯正とは従来のワイヤーやブラケットを使用する矯正治療法とは異なり、とり外し式の薄いマウスピースを用いて歯を動かしていく、新しい治療法です。

この『目立ちにくい』『つけていることがわかりにくい』というメリットは、日常生活でとても大切なことではないでしょうか。

現在では、マウスピース矯正も様々な種類が増え、以前は来院のたびに型取りしていたものが、現在では一度の型取りで、コンピューターで分析しフィニッシュのマウスピースまでできるタイプのものも出てきました。

また、マウスピース型の矯正装置は、自分で取り外すことができるため、普段通りの食事・歯磨きができるというメリットがあります。

食事の時は装置を外すことで、従来の矯正装置のような食事のたびに食べ物が装置にからみつくわずらわしさがありません。

食事制限がないため、矯正をはじめる前と同じような食生活が可能です。

従来型のワイヤーとブラケットの矯正装置では使用が難しかったデンタルフロスも、マウスピース型の矯正装置ではご使用いただけます。

だからこそ、虫歯や歯周病のリスクもほかの矯正装置と比較して、格段に少なくなります。

2.他の矯正治療と比べて痛みや異物感はあるか?

歯に力をかけて移動させる矯正治療に変わりありませんので、初めて装置を着けたときや新しい装置に交換した直後は、しめつけられるような違和感や軽い痛みを感じる場合があります。

しかし、多くの患者さんが2~3日くらいで慣れてくるとおっしゃいます。

マウスピース矯正は、従来のワイヤー装置のようにブラケットやワイヤーが外れて舌や粘膜に刺さることはありません。

痛みや不快感が少ないのが特徴です。

3.どれくらい期間はかかりますか?

歯の型取りをしてから約1~1ヵ月半後にマウスピース装置が出来上がり、治療を開始します。装置ができたら、1日20時間毎日装置を装着し、2週間ごとに新しい装置に交換します。

通院頻度は初めの時期は1ヵ月に1回ですが、経過が良好であれば1.5~3ヵ月に1回程度になります。

治療期間は、通常のワイヤーによる矯正治療とほとんど変わりません。

軽い症例では約半年~1年半。移動量の多い症例では1年半~2年半かかります。

矯正移動後は歯並びをキープするリテーナーを装着し、3~6ヵ月おきに経過観察をします。

4.マウスピース矯正の注意点>

マウスピースを外している時間が長かったりすると治療期間に影響を及ぼすことがあります。

また、すべての症例がマウスピースのみで治療できるわけではありません。

歯を抜いて治療しなければいけないほどデコボコの強い歯並びなどは、マウスピースでできない場合があります。

まとめ

マウスピース矯正は、患者さんの生活スタイルやお仕事など、通常の矯正装置を使った矯正治療ができない方にも使え、非常に有効な治療方法だと思います。

結婚を考えている方、スポーツをやっている方、部分的にスポットで治したい方などにも有効です。

今までそういったことで矯正治療を諦めていた方も、もしかしたらマウスピース矯正で歯並びを治せるかもしれません!

注意点や適応症などもありますので、是非、歯科医院でご相談ください。