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パーフェクトペリオってどうなの?
2018.12.23

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

最近、良くこの質問を患者様から受けます。

パーフェクトぺリオは口腔内の 虫歯の原因菌と言われるミュータンス菌や歯周病菌を、たった10秒間うがいするだけで、ほぼ完全に殺菌することが出来ると言われる『次亜塩素酸電解水』を主成分とした水です。

あるパーフェクトぺリオのサイトを見ますと『通常の歯磨き後毎日、約15mlの量で10秒間うがいをするだけで、軽度な歯周病や歯槽膿漏、歯肉炎の方なら、ホームケアのみでも、効果が期待できる』とありました。

『治ります』と言ってないのは薬事法のことを考えたからですかね。

歯科医院で行うパーフェクトペリオによる治療では、口腔内の歯周病菌を高濃度のパーフェクトペリオを使用して完全に溶菌するので、軽度の方は1回、中等度の方は2回、重度の方でもほぼ3回で、治療が終わると書いてあります。

しかし専用機械やその他専用のものが必要なので、治療費は歯科医院的に高額で患者さんに提供しなければならなくなります。

パーフェクトペリオは、体への影響がほとんど無いと言われています。

しかし長期的な研究結果はまだのようなので、完全に安全とは言い切れないようです。

パーフェクトペリオを使用している歯科医師が、使用に際して必要な倫理的事項に対して、どのように対処されているのかは不明だし、薬事法の未認可の為、現在はパーフェクトぺリオを精製する機械は販売中止しているようです

私個人の意見としては否定的です。

詳しくは、日本歯周病学会で見解が書かれてみます。

http://www.perio.jp/publication/position.shtml

ホワイトニングの安全性と危険性
2018.12.12

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

ホワイトニング

最近ではエステのように身近なものになってきた歯のホワイトニング、昔は歯を脱色するようなもので、かなり歯に負担がかかるというような事が言われていたようです。

年配のドクターで僕の周りではチラホラとホワイトニングを患者に勧めたがらない方がいました。

最近ではあまり『ホワイトニングは危険だ』なんて言う人は減ってきたかと思いますが、イギリスの医師で警鐘を鳴らす方がいるようです。

彼によりますと『インターネット上などで売られている、身元不明の販売会社が販売している歯のホワイトニングの液は極めて酸度の高い原料の物もあり、中にはプールの消毒に使われる二酸化塩素が使われている。

これではエナメル質が脆くなってしまう』と、いうことらしいです。

これはイギリスの話ですし身元不明の販売会社の場合です。

日本は薬事法が厳しいですから、たぶん大丈夫だと思います。

日本の歯科医院で使用されているホワイトニングの液は10%程度の過酸化尿素が多く使わせており、それは世界中で認められているので安全性は高いと思います。

しかし、ホワイトニングは適応してない方の場合、強い痛みを感じたりするかもしれないので、経験豊富なドクターに見てもらった方が安心かもしれません。

ちゃんとしないと本当は怖ーい、口腔ケアの話
2018.12.3

札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。

口腔ケア

食べること、そして人と話すことは、生きていくために大切なことであり、また大きな楽しみでもあります。

この食事とコミュニケーションという2つの重大な機能をつかさどっているのが口、いわゆる「口腔」です。

「口腔ケア」とは、口の中を清掃して清潔に保つことですが、多くの人はむし歯にならないための作業としか思っていないのではないでしょうか。

口腔衛生と全身の健康の関係については大きく関係があります。

口腔内はさまざまな菌でいっぱい

人の口の中にはさまざまな菌がすみ着いています。

その数は歯垢1mg中10億個にのぼり、700種の細菌となっています。

一定の温度、湿度に保たれ、常に食物が入ってくる口腔内は、菌にとってはパラダイスのような環境です。

特に高齢者は、しばしば唾液の量が減り、免疫力が低下します。

また、口腔ケアを怠りがちになるため若い人より菌が繁殖しやすい状態にあります。

その菌のなかには、肺炎桿菌(かんきん)、黄色ブドウ球菌、歯周病原因菌など、人体に悪影響を与えるものもあります。

これらの菌を、飲み込む力の衰えた高齢者が誤って肺の中に入れてしまうと、発熱や肺炎を引き起こしてしまいます。

そのため高齢者の口腔ケアには、口腔衛生やむし歯予防はもとより、発熱や肺炎を予防する効果もあると言われてきました。

でも、それだけではありません。最近、歯の本数や口腔内の健康状態によって肺炎や生活習慣病などの疾病リスクがどう違ってくるか、その比較調査・研究が進んでいます。

その結果、いろいろな疾患に関して、歯の本数が少ない人など口腔内の状態が不健康な人のほうが、明らかに発症リスクが高く、その結果寿命も短いというデータが出てきました。

要介護リスクを減らす口腔ケア

例えば、65歳以上の高齢者約1800名を3年間にわたって追跡した調査によると、自分の歯の本数が19本以下の人は20本以上の人に比べ転倒リスクが2.50倍、歯のない人は5.75倍もあるという結果が報告されました。

また別の調査では、歯が19本以下で咀嚼(そしゃく)障害がある人は20本以上の人に比べ、心臓血管疾患による死亡が1.83倍高いという結果が出ています。

ほかにも脳血管疾患や認知症などにおいても、口腔内の健康状態の悪い人のほうがそれらの疾患になりやすいことが明らかになっています。

そしてこれらの疾患は、発症したのちに介護が必要になった原因の上位を占めています。

つまり、歯を失うことにより、要介護になる可能性が高くなってくるということです。

歯を失うことと健康リスクのはっきりした因果関係についてはまだ調査の段階ですが、口腔ケアを怠っている人の口腔内に存在している菌が何らかの影響を与えているのではないか、また歯を失ったことにより全身の筋力が衰えているためではないかとみられています。

また、歯を失うことにより食欲が減退し、筋力の低下、慢性的な低栄養状態、そして虚弱状態に陥る高齢者も多くいます。

アメリカの国民健康栄養調査によると、25歳以上の約7000人を対象に歯の本数と栄養の摂取量との関連を調べた結果、歯数27本以下の人は28本以上の人に比べ食物繊維やビタミンCの摂取量が少なかったそうです。

このように口腔ケアは、ただ単に口の中を清潔に保つだけでなく、全身の健康状態を維持し、要介護リスクを減らす重要な役目をもっているのです。

毎食後、しっかりとケアすることが健康維持につながる

高齢者の口腔ケアは、自分でできる人もいますが、要介護者など家族の手助けが必要な場合もあります。ではどういった点に注意してケアをすればよいのでしょうか。

まず回数です。基本は毎食後、食べ終わったら必ずケアを行うのがいちばん効果的です。

しかしなかには口腔ケアをしてもらうのを嫌がる人もいます。

そんな方には、最初は1日1回、就寝前にしっかり行うようにしましょう。

そしてだんだんと回数を増やすようにしていきます。歯ブラシを嫌がったり痛がったりする方、歯の本数が少なかったりない方には、粘膜清掃用の柔らかいブラシもあります。次に磨く場所ですが、食べかすなどがたまりやすい歯と歯の間や、歯と歯肉の境目をしっかりと磨きましょう。

また舌を磨くことも重要です。

その際に、あまり力を入れずに、小さい動きで磨いていくようにします。歯だけでなく、舌や口腔内の粘膜もしっかりと洗浄すれば、口臭の予防になります。また、入れ歯の方は、口から外して義歯ブラシなどで磨きますが、その際に研磨剤の入っていない洗剤を使用し、特に金具のところに汚れが付着しないよう磨いてください。

口の中の衛生状態が、歯と口だけでなく、全身の健康にも。

たかが歯磨き、でもしっかりとした口腔ケアが、さまざまな病気などの予防につながるのです。